ドキュメンタリー:LOVE FOR SALE

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Realビデオ
 


Love For Sale - The Graduate
監督: Jane Hilton
ジャンル: ライフ&カルチャー
 
レビュー:
アメリカ・ネバタ州は唯一全米で売春行為が合法とされる州。
レイシーは3人の子持ちのシングルマザー。6年間OLとして働いた後、
もっと稼ぐためにカンザスシティーに移り住んで、
売春宿を営み、自らも売春婦となった。
少ない賃金では子供を育てるのは不可能だったからだ。
母親や姉妹、そして長女も、彼女の決意を理解してサポートしている。
「人をハッピーにしてお金をもらう、他人に迷惑をかけているわけじゃないでしょ」
それがレイシーの人生哲学。
 
高校を卒業した長女のダーラが母の商売に興味を示し始めた。
母は、売春は悪いことだとする一般通念は偽善だと言う。
しかしダーラはまだ18歳。初体験は17歳のとき。
性体験も浅く、彼女の夫バックとのセックスしか知らない。
母の売春宿で働くことを、単に自分のこれからの人生への”投資”だと考えている。
お金を貯めて、カレッジへ入学して資格を取りたいのが、彼女の希望なのだ。
失業中の夫は仕方なく承諾。
カメラは淡々と、母の店でビアンカという名前で売春婦に生まれ変わる姿を追う。
初めて男の前に立つ日、彼女に客はつくのか?
仕事としてやっていけるのか?
 
不思議なことに、彼女が売春婦になってからの家族の雰囲気は決して暗くない。
「売春してお金を稼ぐのは、ここでは合法だし、
仕事というよりも将来のための投資って感じよ」
「うまくやれるか心配」と心配する彼女を見て、
複雑な気持ちになるのは私だけだろうか?