「HIVの二十一世紀における最大の“怖さ”とは病気そのものではなく、それに起因する“経済危機”なのである。」

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『Cultな疼き。〜GMな日々〜』「年賀状とイカン喋っちゃった!」
 


医療技術の進歩によってエイズは簡単には「死ねない」病気になった。
それはもちろん悪いことではないのだが、
爆増の一途をたどる患者のフォローを国がやりきれるかといえば答えは「NO」であろう。
障害者認定もいつまでしてもらえるかはわからず、
「かさむ治療代」と「健康上の理由による減収」との板ばさみで
生殺し状態になる人間が急増すると思う。
ぱっと発症し、ぱっと死ねる病気はある意味「始末がいい」といえる。
天下りなんぞが容認される一方、
そのツケを福祉資金のカットで補おうとしているこの国、
障害者の自立をはばむ“障害者自立支援法”なんてものが
まかり通ろうとしている不思議な国ニッポンにおいて
「思うように働けないワ」「すぐには死ねないワ」という二重苦は、
ある意味、肉腫なんかよりもよっぽど怖いんである。