ちょっと夢に出てきそうな、純潔教育の怖い描写@「恋愛市場」

http://d.hatena.ne.jp/maki-ryu/20060127#p1
『あたしはレズビアンだと思われてもいいのよ』


アメリカの宗教についてちょっと分かるってのも良かった。
教会(この本でとりあげられてるのはモルモンと福音派)での
純潔教育のやり方についての文章はちょっとおそろしかったです。
 
「まず10代の女の子は茎の長い白いバラを1本ずつ手渡される。
それから、教会の若い既婚女性が、純潔について話をちょっとする
(こういうことを担当するのはいつも女性だ。
陰核切除のメスをふるうのが女性だと聞いて、
みんなはびっくりするみたいだけど、あたしはちっとも驚かない)。
それから、純潔指導の女性は部屋を歩き回り、
女の子ひとりひとりのバラをもみしだいて、
花びらをひきちぎる
ー汚れた手でこんな風になりたいの、と聞く。
こんな姿になりたいの?」
怖いよねええ。
アリソンが
「セールのワゴンの上でいじくりまわされた
中古の衣類を欲しがる人はいません。
花咲く前に摘まれたつぼみをほしがる人はいませんよ」
というひどい説教に慣れ切っており、
道理にかなっているとさえ思っていて、
「あたしは花じゃないし、衣類でもない」と思えるまでに
時間がかかったと書いてて、
 
 小説だから、少々誇張されているかもしれないけど、
行き慣れた教会でこういう体験をするとそりゃ怖いですよ…。
ところで、この教会、男の子にはどういうお話をするのでしょう?