NTTドコモ曰く、同性愛と宗教と政治は(子どもに)有害

http://blog.sakichan.org/ja/index.php/2006/08/29/docomo_says_glbt_is_harmful
崎山伸夫のBlog:NTTドコモ曰く、同性愛と宗教と政治は有害
 
 携帯電話会社が提供する「キッズ iモード プラス」
http://www.nttdocomo.co.jp/service/imode/menu_site/kids_imode/
のサービスについて。
 
 いつも結構過激に飛ばしている
崎山伸夫さんの文章なんでその辺は引いて読む必要はあるけど、
ドコモの携帯だと、「子どもフィルター」がかかっていると、
主要ゲイサイトや政党のサイトにアクセスできないってのは
果たして本当なのでしょうか。
実稼働では、フィルタ設定がもっと細密化されていて、
個々で対応できるとかで対応してるんじゃないかなぁ?
 
 私の使っている携帯はJ-phone(凄く古い)なんで
だれかこの辺りテストして結果報告してくれないかなぁ?
 子どもフィルターがかかってると、
本当に、主要なコンテンツがフィルタリングされるのか、
例えばTLGP2006のサイトや自民党のサイトや
キリスト教出雲大社のサイトなんかが、
有害サイト扱いでアクセス禁止されるのか?
 


データベース会社は
「あくまで分類しているだけだよ」
というスタンスを貫くことで、
価値判断に関する責任問題を回避する一方で、
典型的には、それを利用する機関では、私的自治として、
ある価値判断に基づいたフィルタリングを実施するものだ。
だから、スポーツやレジャーといったカテゴリもあるし、
企業内利用では、単に「業務外だから」というフィルタリングをしたりもする。
その基準は、一般論としては公共的な議論の対象とならなくなる。
アメリカなどでは、Privatized Censorshipなどと呼ばれたりする所以である。
 
しかし、逆にいえば、
こういったものを利用して公衆サービスを提供する場合、
とくに末端利用者が設定を制御できないサービスの場合は、
まさに価値基準をプロバイダが提供することになり、
公共的な議論の対象となりうる。

まして、これはマイナーなISPのサービスではなく、
免許制度によって参入制限があり、
事業者の数が極めて限られている携帯電話事業における
サービスについての話であり、
しかもそのシェア1位企業のサービスについてである。
そして、NTTドコモほどの大企業がこのようなサービス提供をするのであれば、
当然、そのポリシー決定がどのような意味をもつのかは、
十分に事前の検討が行われているのであろうから、
うっかりしているということは考えなくていいだろう。
確信をもってやっていると考えていいだろう。